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パーキンソン病ってどんな病気|症状・原因・検査・診断方法まとめ

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パーキンソン病ってどんな病気|症状・原因・検査・診断方法まとめ

  • 検査
  • 診断方法
  • 症状
  • 原因
  • パーキンソン病

「パーキンソン病」という病気をご存知ですか?
知っている方や1度は耳にしたことがある方もいると思います。
世界的に有名な映画である「バック・トゥ・ザ・フューチャー」の主人公の“マイケル・J・フォックス”などが患っていた病気です。
ここでは、「パーキンソン病とはどんな病気なのか」「症状・原因・検査方法・診断方法」について以下、まとめました。

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目次

  • パーキンソン病ってどんな病気?
  • 症状
  • 原因
  • 検査

パーキンソン病ってどんな病気?

脳の中にある神経に異常が起こる病気で、体が思い通りに動かなくなります。
パーキンソン病は完治することが難しいと言われており、難病に指定されています。
1871年に、「ジェームズ・パーキンソン」というイギリスの医師が報告したことからパーキンソン病と呼ばれるようになりました。
パーキンソン病は略して「PD」と呼ばれています。
英語で表すと、“Parkinson’s Disease”です。
 
*Parkinson’s
パーキンソン

*Disease
病気、疾患
 
男女比の差はほとんどなく、50歳~60歳代の方を中心に発症しています。
若い方にはあまり発症しないと言われていますが、稀に20歳代の方に発症する場合もあります。

症状

パーキンソン病の症状はいくつかあります。
主な症状は下記のとおりです。

関連記事:合併症や精神症状が進んだ時の対処方法|パーキンソン病

手足のふるえ(振戦)

手足のふるえは他の疾患でも起こる症状です。パーキンソン病の場合は、初めは手や足の左右のどちらか一方がふるえだします。症状が進行するにつれて、反対側までふるえの範囲が広がり左右のどちらか一方が強くふるえます。何もしていないときや寝るとき、緊張したときなどに出やすいです。体を動かすとふるえが止まります。

筋肉のこわばり(筋固縮)

肘や膝、手の指などの関節がうまく動かなくなります。そのため、歩行にも影響が出てきます。また、顔の筋肉もこわばるため、笑う表情ができなくなるなどの顔で感情を表現することが難しくなります。

動きが小さくなる・遅くなる

体を動かすまでに時間ががかり、動かしたとしても小さな動きしかできなくなり全体的にゆっくりとした動きになります。

・瞬きの回数が少ない
・抑揚のない話し方になる
・字を書く際に、文字が徐々に小さくなる

歩行障害・姿勢を維持できない

パーキンソン病の患者は前かがみの姿勢が特徴的です。また、いったん歩き始めると、止まることや方向転換をするのが難しく、小走りになります。

そのほかにも、すくみ足になったり、歩幅が小さくなったりします。

その他の症状

自律神経のバランスが崩れることによって下記の症状が現れることもあるようです。

・便秘
・立ちくらみ
・頻尿
・排尿障害
・冷え・むくみ
・うつ
・嚥下障害
・幻視
・不眠

原因

パーキンソン病の原因は未だに分かっていません。

しかし、2つの原因が考えられています。1つ目は、ドーパミン神経細胞が減少することで発症すると言われています。ドーパミン神経細胞とは、脳の中にある黒質という組織でつくられており、体を動かすときに脳へ指示を出す働きをもっています。ドーパミン神経細胞が減ることで、脳へ指示が伝わらず体が動きにくくなります。

2つ目は遺伝です。実際に、患者の中に家族内でパーキンソン病を患っている方がいる割合は、全体の約5~10%ほどいます。遺伝によって発症した場合は、「家族性パーキンソン病」と呼ばれます。しかし、家族内にパーキンソン病を患っている方がいる場合でも、必ずしも遺伝するとは限りません。

遺伝には、遺伝する可能性が高い「優性遺伝」と、遺伝する可能性が低い「劣性遺伝」の2つがあります。優性遺伝をもっている場合は、発症する確率が約50%と言われています。劣性遺伝をもっている場合は、両親の片方だけがパーキンソン病を患っている場合は発症しません。両親ともに患っている場合でも、発症する確率は約25%と言われています。

パーキンソン病の治療方法について知りたい方はこちら
▼詳しい治療方法を教えて|パーキンソン病

検査

パーキンソン病の検査方法はいくつかあります。
主に、「血液検査」「MRI検査」「CT検査」「心筋シンチグラフィー」などがあります。
それぞれの検査方法についてまとめました。

血液検査

一般的な血液検査を行います。パーキンソン病の場合は、数値にこれといった異常は見られません。異常が見られた場合は、他の疾患である可能性が高いです。

主に、「WBC」「RBC」「Hb」「Ht」「PLT」「赤沈」の数値を見ます。
 
①WBC(白血球)
血液の成分の1つです。
細菌などのウイルスが体内に入ってきたときに、体を守ってくれる免疫の働きをもっています。
 
【基準値】
 基準値:3500~9800個/μl
     高値:9801個/μl 以上
     低値:3499個/μl 以下
 
※医療機関によって多少数値は異なります。
 
②RBC(赤血球)
血液の主成分です。
酸素や二酸化炭素を全身の細胞に運ぶ働きをもっています。
 
【基準値】
 基準値:380~560万個/μl
     高値:561万個/μl 以上
     低値:379万個/μl 以下
 
※医療機関や性別によって多少数値は異なります。
 
③Hb(ヘモグロビン)
赤血球の中に含まれている成分の1つです。
酸素を全身の細胞に運ぶ働きをもっています。
 
【基準値】
 基準値:12~15g/dl
     高値:16g/dl 以上
     低値:11g/dl 以下
 
※医療機関や性別によって多少数値は異なります。
 
④Ht(ヘマトクリット)
血液の中に含まれている赤血球の割合を調べることができます。
 
【基準値】
 基準値:35.5~48.5%
     高値:48.6% 以上
     低値:35.4% 以下
 
※医療機関や性別によって多少数値は異なります。
 
⑤PLT(血小板数)
血液の中に含まれている成分の1つです。
けがをしたときなどに止血する働きをもっています。
 
【基準値】
 基準値:14~38万個/μl
     高値:39万個/μl 以上
     低値:13万個/μl 以下
 
※医療機関によって多少数値は異なります。
 
⑥赤沈(赤血球沈降速度)
赤血球が沈む速さを調べることができます。
 
【基準値】
 基準値:1~15mm/1h
     高値:16mm/1h 以上
     低値:0mm/1h 以下
 
※医療機関や性別によって多少数値は異なります。

MRI検査

磁石でできている筒状の機械を使って行う検査です。体内の臓器や血管などの状態を見ることができます。パーキンソン病の場合は、特に異常は見られません。他の疾患ではないかどうかを調べるために行います。

CT検査

X線を使って体の内部を撮影する検査です。
体内の臓器などの状態を見ることができます。
MRI検査と同様に、他の疾患ではないかどうかを調べるために行います。
パーキンソン病の場合は、特に異常は見られません。

心筋シンチグラフィー(MIBG)

心臓は自律神経*によって動いており、その自律神経の働きを見る検査です。
パーキンソン病なのか、パーキンソン病に似た症状が出る「パーキンソン症候群」なのかを調べるために行います。
パーキンソン病の場合は、何らかの異常が見られます。
しかし、MIBGだけではパーキンソン病と断定することはできないため、他の検査も行いながら診断します。
 
*自律神経
交感神経と副交感神経の2つの神経から成り立っており、体の臓器などの働きを調節している

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